2024年08月31日

第222回 輝TMC通常例会レポート(2024年8月24日)

輝 TMC では、各スピーチに対して全員で論評、論評に対してスピーカーからの反論を行います。また、スピーカーは論評に対して反論する機会があります。
このようなスピーカーと論評者のやりとりこそ、真のコミュニケーションだと思いませんか?
会員枠はあと3名!あなたのご参加をお待ちしています。
体験ご希望の場合は kagayakitmc2019★googlegroups.com の★を@に変えてメールし てください。

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第 222回 輝TMC通常例会レポート(2024年 8月 24日)

今期2度目の例会。元会員のHさんがゲストで遊びに来てくれました。

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スピーチ1:「遅刻」 A部さん

1番手は落語スピーチという新境地を開拓しているA部さん。
[概要]
社長から海外出張を命じられた。
翌朝会議があるから遅れないよう言われたが、それが重荷となり変な夢(出張時飛行機がなかなか出発しないでイライラ)を見る。それが原因で寝坊。遅刻。
社長に叱られ理由を説明する。
すると同僚K君も遅れてやってきた。社長が遅刻の理由を問うと、K君は「すいません。Aさんの乗った飛行機を見送っておりました」

【全員論評】 
・登場人物に輝のメンバーが出てきて面白かった。
・TんまでMぬけなCンサル会社の登場が笑えた。
・語り口が物語を語るのにピッタリで、スピーカーに合っている。聞いていて情景が浮かぶ。ラジオドラマのよう。
・夢オチだけど、どこから夢なのか分からない構成が面白い。
・ユーモアの話の時は話者が笑わない方が良い。
・遅刻の話が最後まで出てこない。前半から出してはどうか?
・遅刻の話が最後まで出てこない今回の構成で良いと感じた。

【スピーカー反論】 
社長からの「明日朝からミーティングするから遅れないで」というフリ台詞を掴まえて欲しかった。
突然機内での「アテンションプリーズ、アテンションプリーズ」で夢と気づかせるヒントを出していた。
情景描写について。しゃべりの場合は出来事を羅列し聴衆にイメージしてもらうようにしている。
オチのアイデアを活かすため、遅刻までの話はあえて長くした。



スピーチ2:「無題」 K村さん

その場でお題をもらい、即興で7分のスピーチ(テーブルトピックス)にする試み。お題は『酷暑』
[概要]
酷暑による集中豪雨で、自宅と賃貸に出している部屋が水浸しとなった。今まで異常気象による災害は「他人事」だったが、まさか自分に降りかかるとは・・・
幸いなことに、自宅にはトーストマスターーズクラブの役員引継ぎと慰労会のためにメンバーが集まっており、全員が「自分事として」とらえ、チームビルディングして動いてくれた。率先して取り組む姿に、トーストマスターズクラブでのリーダーシップ精神を見た。
災害防止と言われるが、防止する前に災害がきてしまった。でも、人は失敗から学ぶことができる。

【全員論評】
・ネガティブな状況をポジティブに話されていて聞いていて励まされる。つらい話にするのではなく、そこから自分が得たものを語るのは大切だと感じた。変化を楽しむことをどうすればできるのかという視点を入れるとよりメッセージ性が高くなる。
・最後に結論部をまとめて終えているのがすばらしい。
・テーブルトピックスとは思えないまとまり方。
・お題が酷暑で話のテーマが水害だったので、酷暑故のという文言をもう少し語調強めでどこかに入れても良かった。
・先生が生徒に語りかけるよう。話題、ストーリー、教訓、と続いていく展開がトーストマスターズの教科書的スピーチで、どこかに無茶苦茶な要素もあればもっと楽しめた。
・オフラインでやる場合、動いて間を作ると即興の場合より生きる。

【スピーカー反論】
どんなことでもポジティブに話してしまうのが自分の特徴。悲惨な状況でも楽しそう、悲壮感がないと言われる。特長なので生かしていきたい。
5~7分のテーブルトピックスもやってみればなんとかなる。良い練習になるのでおすすめ。(という話から急遽スピーチ予定のなかったlさんが「お彼岸」で5分、ゲストのHさんが「猛暑」で3分、むちゃぶりに応えました。)




スピーチ3:「すべての子供にインターネット教育を」 K藤さん

プロジェクト「革新的な企画立案」L3「提案の提示」
[概要]
20年以上前からインターネット教育に取り組んでいるが、時流より早すぎて苦戦続きだった。
潮目が変わったのはコロナ禍からで、皆がインターネット教育に取り組むようになった。
しかし、あまり効果がなかったのは、学習方式が違っていたことによる。
本来は家庭学習のような一人でできる学習(静的非同期学習)に力を入れるべきだった。
この夏、静的非同期学習のシステムを構築し始めた。まだ試験段階で、改善点が山積みだが、人に任せるものとそうでないものに分け、負担のないようなシステムを作り上げていきたい。
トーストマスターズクラブに入ったのも、新たなシステム構築のためなので、手段が目的になることがないよう取り組みたい。

【全員論評】
・教育に対する熱い思いが伝わってきた。
・紹介されていたスマイルゼミのやり方はよく分かったが、7月から導入したK藤さんの教材がどのようなものかも知りたかった。
・部下のほとんどが卒塾生でカラスが白いと言えば白いで通るという上下関係の説明が可笑しかった。
・いつでもできる、からいつまでもやらない、けどインターネット教育が必要という部分のつながりが見えづらかった。
・インターネット教育の先にあるものの私見を聞いてみたい。
・子供の目線をどこかに入れても良かったかもしれない。
・情報や知識を得る上で有益なスピーチだった。

【スピーカー反論】
これから体験授業をする上での骨子作りが今回のスピーチの目的。
タブレット学習を手書きでやるやり方を模索している。
今後は子供とも密なコミュニケーションが必要になるのでリーダーシップを学びたいが、あくまで手段という意識を持ち続けたい。


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◆◆◆ 2024年-2025年 例会予定 ◆◆◆

9/28, 10/26, 11/23, 12/28, 1/25, 2/22, 3/22, 4/26, 5/24, 6/28 
毎月第4土曜日 午前10時~12時、ZOOMオンラインで行います。 
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kagayakitmc at 18:18|PermalinkComments(0)例会報告 

2024年07月31日

第221回 輝TMC通常例会レポート(2024年7月27日)

輝 TMC では、各スピーチに対して全員で論評、論評に対してスピーカーからの反論 を行います。また、スピーカーは論評に対して反論する機会があります。
このようなスピーカーと論評者のやりとりこそ、真のコミュニケーションだと思いま せんか?
会員枠はあと3名!あなたのご参加をお待ちしています。
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第 221回 輝TMC通常例会レポート(2024年 7月 27日)

トーストマスターズでは7月に期が切り替わります。ということで今期初例会。出席者は5名でした。

2024.7.27


スピーチ1:「食べてますか」 H坂さん

貴方は、ちゃんと食べていますか?
子供のころから食べることが大好きだったH坂。社会人となり脂肪肝と判断され、何か良い方法を一日一食ダイエットに挑戦する。はじめは仕事が手につかないほど苦しかったが、食べられることの感動と食事の大切さを実感する。さらにその後、社員食堂で誰もが機械のように食事を済ませる光景に、暗澹するも、家に帰り夕飯を準備してくれた妻との団欒の中で、改めて食べることとは何かに気づかされる。
人の身体は食べたものでできている。その一口が、体と心と未来を創る。だから体に良いものを、そしてその食事は大切な人と思いの籠ったものを食べようと。貴方は、ちゃんと食べていますか?

【全員論評】
・過去に「一日一食」ダイエットをやったことがあるので、食に対する思いの変化に同感できた。ただ自分は体重が減らなかったので自分がスピーチを作ると全然違うものに仕上がるかも。という部分も含めて楽しめた。
・「一日一食」作る側からすると楽で良い。食べる側だと過酷そう。ご飯の香りに感動するぐらい食の価値が上がることには共感できる。食が体を作るまではありがちだが、大切な人と共に摂ることに言及したのがスピーチの価値を高めている。
・あえて言うなら孤食にならざるを得ない人への配慮があれば尚良かった(タイムオーバーまで1分以上あったので)。
・スピーチ時間6分14秒のうち最後の14秒の惚気部分が今回言いたかったことだと感じた。すばらしい構成。ぜひご妻君にも聞かせてたも〜れ。

【スピーカー反論】
一日一食により心身の調子が良くなったで締めるつもりが、何が足りないと感じ「大切な人と味わいながら」パートを加えてみた。
食事回数減れば減るほど一食の大切さがよく分かることが思いの発端。
また現在月火水と断食しており、結果尿酸値は下がるのだが、尿酸値は上がっても下がっても通風の症状が出る。痛みと格闘しながらのスピーチでした。
孤食の人への配慮は難しい。



スピーチ2:「三兄弟と母」 I井さん

大家さんからの電話で、95歳の大家さんが体調を崩し、兄弟仲が悪い三人の子供たちに争いを避けるために、家財を生前贈与し、マンションを購入してほしいと頼まれた。私は900万円で購入することにし、大家さんはそれぞれ300万円ずつで分けることを約束した。大家さんが亡くなり、相続を巡って兄弟がもめていることがわかり、私は彼らに一つのテーブルに集まるように促した。兄弟たちはお金を数え始め、母の手作りの腹巻型ポーチにお金を入れ始めた。私は驚きながら、母が亡くなったのは今月の正月であり、私が電話を受けたのは三月だったことを伝え、兄弟たちに母のために心を一つにしてほしいと願った。

【全員論評】
・落語の人情咄のよう。話し方のリズム感が心地よい。「900万を3等分」のところは2回繰り返すなどの工夫があればさらに話に集中できた。3人のキャラ設定がはっきりしていたので、その性格の違いを会話の中にも盛り込めばより楽しめたかも。
・物語を聞いて情景が浮かぶ良いスピーチ。なぜ仲が悪くなるか
・人物の描きわけがはっきりしている。一番もうけたのがI井さんであるところに気づくとダークコメディー。
・最初現実的に見せる流れが良かった。3人を「ケチだから遺産相続で喧嘩してる」で一括りにして展開したのは良かったと思う。


【スピーカー反論】
仲の悪い3兄弟の母からマンションを格安で購入したり、仲の悪い3兄弟が揃って腹巻きに300万をしまい込んだのも実話。時間調整には苦労した。
落語の師匠(今期会長のAさん)に認めてもらえて満足です。



スピーチ3:「夏の主食をスイカにするプロジェクト」 K藤さん

夏の主食をスイカにするプロジェクトは、手軽で夏らしい食事を提供することを目的としています。スイカは切るだけで手軽に食べられ、食後の片付けも簡単です。さらに、スイカは92%が水分であり、熱中症の心配がなくなるため、健康面でもメリットがあります。一方、デメリットとして、TKG(卵かけご飯)ができないことが挙げられますが、スイカを使った低カロリースイカケーキなどの料理も考案されています。このプロジェクトは、国民へのアプローチが必要であり、過去の主食を巡る議論や国民投票の事例から学ぶことができます。今年もこのプロジェクトがあることで、夏の食事に困ることはなさそうす。

【全員論評】
・途中まで面白スピーチと気づかず真面目に聞き入っていた。論理展開、順序立てなどよく練られていたので。
最初から笑わせるためには、分かりやすい笑い処を頭初に作るのはどうか? のっけから予想を外す。国民投票はスピーチ内で聴衆に向けて実施したら良かったかも。
・冷やし中華のネタは冒頭に持ってきたら、笑わせるスピーチだとアナウンスできたかもしれない。
・細かいネタ選びが楽しかった。もっと笑っていいんだよをどこかに作っても良いし、淡々とやるのもアリ。最初のミンミン蝉のBGMが話者の声を消していたのが残念。
・タイトルからオチまで馬鹿馬鹿しいなーで貫かれてるので笑いがとれないことは気にしなくて良い。口でケラケラ笑わなくても脳が笑っている。

【スピーカー反論】
冒頭のミンミン蝉のBGMは落語を参考にした。ベッカムのスイカケーキはスポンジがスイカになっている。あとで調べたらスイカを主食にしている地域はほんとにあるみたい。世界は広い。


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◆◆◆ 2024年-2025年 例会予定 ◆◆◆

8/24, 9/28, 10/26, 11/23, 12/28, 1/25, 2/22, 3/22, 4/26, 5/24, 6/28
毎月第4土曜日 午前10時~12時、ZOOMオンラインで行います。
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2024年07月18日

第 220回 輝TMC通常例会レポート(2024年 6月 22日)

輝TMCでは、各スピーチに対して全員で論評、論評に対してスピーカーからの反論を行います。また、スピーカーは論評に対して反論する機会があります。
このようなスピーカーと論評者のやりとりこそ、真のコミュニケーションだと思いませんか? 会員枠はあと3名!あなたのご参加をお待ちしています。
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第 220回 輝TMC通常例会レポート(2024年 6月 22日)
メンバー6名(うち動画参加1名)での例会になりました。

2024.6.22


スピーチ1:「冷蔵庫」 Aさん(ユーモアで惹きつけよう レベル3)

一億円という大金の入ったジュラルミンケースをめぐり、大金の持ち主と泥棒、部外者の関りのスピーチです。大金の持ち主は、火事場の馬鹿力でなぜか冷蔵庫を階上から投げます。それが当たって絶命する3人ですが、途中で「区切り」があったり、輝TMCのメンバーが裁判官で登場したりなど、オーディエンスを飽きさせません。結局、泥棒も含めて全員天国に行くことができました。
「人生はなりゆき」がテーマとのことでした。

【全員論評】
・いったん途中で区切ったところが、意外性があって面白かった。
・キーワードの「なりゆき」に納得した。
・「地獄の沙汰も金次第」の体現で、緻密な描写とストーリー展開が絵本のような分かりやすさだった。
・古典落語の「しめこみ」や「花木木綿」のようなストーリー

 【スピーカー反論】 人生はなりゆきです。なりゆきで生きてきた方、亡くなった方は、天国に行っていただくといいですね。

スピーチ2:「弱音のススメ」 Mさん(戦略的な人間関係 レベル1 論評とフィードバック1回目)
今話題のNHK朝の連続テレビ「虎に翼」の中で、「みんな弱いなら、弱音を吐けばいい」との言葉が心に響いた。
TMC歴は10年で、某クラブで来期プレジデントになった。
就任あいさつではビジョンを掲げる代わりに盛大に弱音を吐いたところ、会員からは好評だった。自分も素直な気持ちを話せてよかったと思った。
ありのままでいられる場所こそが多様性なのではないか。

【全員論評】
・今の時代はリーダーシップよりフォロワーシップなので、弱音を吐くことも大切だ。改善点としては、プレジデントスピーチの箇所に感情をこめるといいのでは。
・追い詰められての弱音の吐露が却ってよい結果を生んだ。裏テーマとしては、「弱音を吐く=ありのままの自分を表現する」なのではないか。
・世代ギャップで、弱音を吐くことがいいことだという感覚が分からない。弱音を吐く=正直と受け止めた。
・プレジデントスピーチの部分の言語を変えたらいいかもしれない。

【スピーカー反論】
なかなか「できない」と言えずに、無理をして「私はできる」を続けてしまうとやりすぎてしまう。
限界を知り弱音を吐き、周りに協力を求めることは悪いことではない。

スピーチ3:大久保秀昭は野球殿堂入りできるか? Nさん(プロジェクトなし)
※動画参加
社会人野球ENEOSの監督であり、元慶応大の監督も務めた大久保秀昭さんについて語りました。 輝かしい監督としての実績は、将来野球殿堂入りするのに相応しい戦績。 ただそれ以上に、プロアマ関係の雪解けとともに歩んだ大久保さんの野球人生や、日米間の選手契約の制度不備により田澤純一投手の盾となって矢面に立った苦闘の過去に、再びスポットが当てられるのではないかという期待がある。 今一度プロアマ関係や、日米間の選手契約制度整備を捉え直す上で、大久保さんの野球殿堂入りは、実現すれば意義があるものになると考える。

【全員論評】
・すみっこフィロソフィではなく、大久保さんを人間として評価している姿に感動した。
・引き込まれた。
・大久保秀昭氏のことを冒頭で説明し、野球殿堂についても分かりやすい説明があった。アマチュアとプロ、日米野球の違いにもスポットを当てており、視野が広かった。
・人生を表している。スピーチの時間や内容の配分が適切で、感動できる。
・大久保秀昭氏をいろいろな視点から見ている。
【スピーカー反論】
ありがたいことにお褒めの言葉ばかりで改善点を頂戴しなかったので、反論は特にありません。

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◆◆◆ 2024年-2025年 例会予定 ◆◆◆

7/27, 8/24, 9/28, 10/26, 11/23, 12/28, 1/25, 2/22, 3/22, 4/26, 5/24, 6/28
毎月第4土曜日 午前10時~12時、ZOOMオンラインで行います。
体験ご希望の場合はkagayakitmc2019★googlegroups.comの ★を@に変えてメールしてください。

kagayakitmc at 12:33|PermalinkComments(0)例会報告 

2024年05月28日

第 219回 輝TMC通常例会レポート(2024年 5月 25日)

TMCでは、各スピーチに対して全員で論評、論評に対してスピーカーからの反論を行います。また、スピーカーは論評に対して反論する機会があります。

このようなスピーカーと論評者のやりとりこそ、真のコミュニケーションだと思いませんか?

会員枠はあと3名!あなたのご参加をお待ちしています。

 

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219回 輝TMC通常例会レポート(20245 25日)

メンバー7名(うち動画参加1名)にゲスト1名を迎え、8名での例会になりました。今回のゲストもスピーチ参加です。ありがとうございます。


2024.5.25

 

スピーチ1:「プロフェッショナルの姿勢」 Hさん(ほら吹きスピーチ)

仮面ライダーの悪の組織ショッカーの「イー」しか言えない若者が変わっていく様子をコミカルに描いたスピーチ。この若者はコミュニケーション障害で、産業カウンセラーを副業とする筆者のもとを訪れる。プロフェッショナルな筆者は、「悪の組織」をサスティナブルな悪の組織に変えていこうとする若者に、自信をつけていく。こうして若者が一人前の悪人に育った時、筆者は本業に戻り若者と対峙するのだった。実は、筆者の本業は地球防衛軍!

 

【全員論評】

・構成が凝っていて、最後が2段構えで面白かった。

・伏線の回収がうまい。

・このような面白いスピーチの作り方を教えてほしい。

・悪の下っ端である相談者が現代社会でどのような位置に来るのか。

・悪が毒づくともっと面白みが増す。

・まるでアニメの世界。

 

【スピーカー反論】

仮面ライダーショッカー側の下っ端が、組織に疑問を持ち産業カウンセラーである筆者に相談にくることから始まる面白さ。悪人が意外と素直なので、もっと悪に染まる様子を書いてもよかった。いちばん悪なのは筆者かな?と思う。

 

スピーチ2:「自己実現するためには」 Aさん(記述的言語の使用)※他クラブからのご参加です。

 

オンライン勤務の増加で使える時間と選択肢は増えたがそれが十分に活かされていないことと、仕事の部門がSEからマーケティングになったことで、自己実現を真剣に考えた。仕事以外でも活躍する場を設けることでメンタルが安定すること、人から認められることで安心感を持ち、次の行動につながることを説明する。

【全員論評】

Aさんの違う一面を見た感じがした。

・話の構成が、①自己実現の一般論(公)→②スピーチによって心情変化(個人)→③自己実現(公)→④コーチングや心理学(個人)だが、②と③を入れ替えるとより分かりやすい。

・タイトルをキーワードにすると尚よい。

・承認欲求の承認とは何かを考えさせるスピーチだ。

・情感を色で表現したところがよい。

・専門用語は省略するかかみ砕くかして、間をとると分かりやすくなる。

・ターゲットを明らかにしてから構成するとよくなる。

・他人を承認する前提としてラポール(信頼関係)、その前段階として接触回数があるのではないか。

 

【スピーカー反論】

ターゲットは高校生から高齢者までと広い。結論は「コミュニティに入ると幸福度が上がることと、他人を承認していくことの大切さ」である。

 

スピーチ3:諦めたらそこが始まり Nさん(プロジェクトなし)※動画参加

高校野球の甲子園大会で、明徳義塾高校が星稜の松井選手を敬遠したことによる炎上から、「敬遠」は悪いことなのかを検証したスピーチ。「敬遠」をひとつの作戦として、そこが終わりではなく新たな道ができたと考えた。最後にたとえとして月亭八方の「目の前に壁があったら乗り越えないで迂回する」を加えている。

【全員論評】

・敬遠への肯定は聞いたことがないので、敬遠にどんな哲学と戦略を見出したのかを聞きたい。

・「敬遠はずるい」というイメージがあるので、そこに言及することで感情が揺さぶられる。

・イメージしながら聞くことができた。敬遠は諦めではなく、新たな局面をつくることを「世の中はこうだが、私はこう考える」としている。

・敬遠は新たな苦しみの始まりでしんどいことなので、最後の月亭八方の「壁があれば迂回する」と、敬遠のイメージが違うように感じる。

・甲子園が教育ならば敬遠はあり得ないが、商業ならば許容範囲という認識が世間にはあるのではないか。

【スピーカー反論】

このスピーチを作ったきっかけは、明徳義塾高校の敬遠はずいぶん騒がれたけれど、他の敬遠事例であまり騒がれないのはなぜなのか? というもので、その理由は何なのかを、他の事例を共有した聴衆の反応から探り出せたら良いなと思ったからだ。

個人的には敬遠は作戦としてアリだと思うが、大物打者相手や監督の容姿や態度から炎上してしまうこともあり、高校野球としては教育的な観点からの疑問も残るだろう。
最後の月亭八方の「壁は越えずに迂回する」との相違性については確かにその通りだなと思った。単純に道はいくつもあることを示したかったが、ストレスが絡むと意味が違ってくる。

kagayakitmc at 09:00|PermalinkComments(0)例会報告 

2024年04月30日

祝 Iさん ディビジョンEコンテスト日本語スピーチ2位!

輝トーストマスターズのIさんが日本語スピーチ2位に輝きました。
2024年4月28日に行われたディビジョンEのコンテストです。
トーストマスターズクラブの「ディビジョン」とはエリアごとの複数のクラブ集まりのことです。
全国をAからJまでの10に区切っています。
ディビジョンEは5つのエリアからなり、今回はエリアごとの優勝者が競いました。

Iさんのスピーチタイトルは「孤独からの第一歩」で、誰かとつながることの大切さをオレオレ詐欺を絡めてされています。
例会では熱心にブラッシュアップされていました。
Iさん、おめでとうございます。

kagayakitmc at 09:00|PermalinkComments(0)コンテスト