教育
2019年08月10日
第162回通常例会レポート(2019.7.29)
2019年度始まりの7月29日。東海道川崎宿交流館にて例会が開催されました。なんと所属メンバーが全員参加という、快挙を成し遂げました!地味にすごいぞ輝トーストマスターズ!
さらに今回は、S村ディビジョンディレクター、S田エリアディレクターを加えての大盛況(といっても10人ですが、、)な会となりました。
冒頭、新会長に就任したK上会長のご挨拶。そして今回も濃い例会が始まります。
さらに今回は、S村ディビジョンディレクター、S田エリアディレクターを加えての大盛況(といっても10人ですが、、)な会となりました。
冒頭、新会長に就任したK上会長のご挨拶。そして今回も濃い例会が始まります。
1番手は、S村さん。
パスウェイズチームコラボレーションLv3 記述的言語の応用
スピーチタイトル「一人旅で何が悪い」
夏休みに旅行に行く計画を立てたS村さん。普通は”どこに?”行くかを聞かれるのですが、S村さんが聞かれるのは、”誰と?”一人でと答えつつS村さんは思います。誰とでも良いじゃない!プライバシーそして基本的人権の侵害ではないか!一人旅と言うのは本当は良いものなのだ!と一人旅が良い理由を3つ挙げます。
ひとつめはスケジュールが不要であること。気兼ねする相手が居ないので自分の気の赴くままに動けるんです。ふたつめは店にすぐ入れること。人数が多いと待たされる人気店も一人ならすぐに通されるんです。みっつめはとっさのスケジュールが変更可能なこと。建てた計画の変更も同意や合意が要らず素早く変えられるんです。
貴方も、”誰と?”なんていわず一人旅で”どこに”行くかを検討してみませんか。
伝え方がコミカル、かつ勢いが有るスピーチでした。心の台詞をふんだんに使っていてシチュエーションも分かり易いです。一方で序論のインパクトは有るのですが、一人旅を勧めるというよりは、「誰とって言うな!」という方が本スピーチのメッセージであり、また3点が並列でなく違和感を覚えること、言葉数が多くなることで言いたいことがぼやける、動きに連動して言葉に強弱が出るという指摘が出ました。
2番手は、O田さん。
物語の話術#4 感動的な話
スピーチタイトル「人は光になれる」
17年前、いじめっ子にいじめられ辛い日々を送っていたO田さん。そんな中、入院していたお父さんの病院にお見舞いに訪れます。お父さんはO田さんを勇気づけ、そして懸命にリハビリを行います。どうしてそんなに前向きになれるのかを尋ねてみたO田さんに、お父さんは答えます「人は光になれる、それを信じているからさ」そういって前向きにリハビリに取り組むお父さん。でも、それがお父さんと交わした最後の言葉となってしまいました。
その後も、辛い日々を送るO田さんは亡くなったお父さんの言葉を思い出します。お父さんの様に前向きに頑張ってみよう。そうして積極的に物事に取り組むようになったO田さん。いじめはなくなり、応援してくれる人ができて、勇気をもらったという言葉にO田さんは気付きます。自分自身が輝こうとする頑張りは、周りにも希望を与える光になれる。人は、光になれるんだ。
物語の話術#4 感動的な話
スピーチタイトル「人は光になれる」
17年前、いじめっ子にいじめられ辛い日々を送っていたO田さん。そんな中、入院していたお父さんの病院にお見舞いに訪れます。お父さんはO田さんを勇気づけ、そして懸命にリハビリを行います。どうしてそんなに前向きになれるのかを尋ねてみたO田さんに、お父さんは答えます「人は光になれる、それを信じているからさ」そういって前向きにリハビリに取り組むお父さん。でも、それがお父さんと交わした最後の言葉となってしまいました。
その後も、辛い日々を送るO田さんは亡くなったお父さんの言葉を思い出します。お父さんの様に前向きに頑張ってみよう。そうして積極的に物事に取り組むようになったO田さん。いじめはなくなり、応援してくれる人ができて、勇気をもらったという言葉にO田さんは気付きます。自分自身が輝こうとする頑張りは、周りにも希望を与える光になれる。人は、光になれるんだ。
改良を重ねたスピーチだけあり、構成と展開がしっかり練られたものとなっておりました。当時を振り返りつつ、変に見せようとする表現やアップダウンも無く自然な言葉として出ており○。ただ、お父さんが亡くなり、そこからの展開はややメッセージにむけて飛躍ている印象を受けました。得た言葉の重みに比して行動が軽く、その重みの差が違和感となって出てきており、そこはより当時の自分の内面を見直していくと、実感させられるスピーチとなります。
3番手は、Hさん。
情報を伝える話#1 情報を伝える
スピーチタイトル「医療費削減」
この一年間。医者にかかったことは有りますか?沢山薬を出されて辟易していませんか?今回は医者に薬出され過ぎないひと言をご紹介します。それは「この薬は何のためですか?」と言うこと。
以前咳が止まらず医者に行ったHさん。5種類の薬を出され、訊いてみたところ。ひとつは咳用、ひとつは痰用、あとのみっつはアレルギーが有った場合の「念のため」。別の機会に医者に頭痛で行ったとき、医者に頭痛の原因は9割が精神的なものだと説明され、納得したHさんに大量の頭痛薬が。訊いてみたら、「念のため」。
実は医者は薬剤師と違い、薬の知識は無いんです。薬をやみくもにたくさん出すことは医療費を圧迫する間違った考え方。余計な薬を防ぐべく、貴方も「その薬、何のため?」と聞いてみませんか。
我々の抱いている医療のイメージを覆す、インパクトのあるスピーチでした。「医者は薬を知らない」についてはハッとさせられます。それだけにターゲットと何をメッセージに持ってくるかがずれてしまったことは勿体ないです。痛いと感じる人は、日本の医療費より自分の痛みを抑えることを優先するであろうことから、薬の副作用や打ち消しの点から、念のために飲むことの危険性をメインに伝えることで、より聴き手に主張が届くスピーチと感じました。
輝トーストマスターズでは、少人数でとことんスピーチ、ひいては自分の伝えたいことや考えと向き合える時間を提供しています。
通常の活動に物足りなさを感じている方、是非輝トーストマスターズで一段深い日本語の世界に足を踏み入れてみませんか。
通常の活動に物足りなさを感じている方、是非輝トーストマスターズで一段深い日本語の世界に足を踏み入れてみませんか。
kagayakitmc at 20:18|Permalink│Comments(0)