6月27日。コロナ禍は大分落ち着きましたが梅雨の湿気の中、今回もオンラインにて輝トーストマスターズの第173回例会が開催されました。
新しいビットマップ イメージ2

今回は、前回に引き続いて西宮トーストマスターズクラブからM本さんが、そして初のゲスト参加として和歌山トーストマスターズクラブからW岡さん、東京論評トーストマスターズよりK杉さん、桜坂トーストマスターズからE島さん、O瀬さんにゲストとしてご参加頂き、なんと11名という大人数での開催となりました。

1番手は、N村さん。
楽しませるスピーチ #4ドラマティックな話
スピーチタイトル「夏の定番」

 夏の夜の定番と言えば怪談。TVで怪談が出ると思わずチャンネルを変えてしまうくらい怖がりなN村さん。でも、この家に引っ越してきて、ある時期から妙なことが起きる。夜になると聞こえるバサバサという奇怪な音、床ににいつの間にか現れる黒い物体。N村さんの身体にも、ダニ噛まれたような跡が現れる。翌年も、その翌年も。。そして、家の中でバサバサ音が聞こえるに至り、「家の中に”何か”いる、黒いものはフンだ!」と気付くN村さん。
 いつの間にか、その”何か”は居なくなってしまった。”何か”は一体何であったか、それは今も分からない。

 
 オノマトペや、分かりやすい表現が光るスピーチでした。全てを伝えず余韻を残すことで怪談と言うジャンルを上手く確立しています。一方で、タイトルの「定番」には一致しない珍しい体験であること、表情に変化を付けるとより臨場感が出る、間をじっくり取り想像を掻き立てると良いという意見が挙がりました。

2番手は、F田さん。
パスウエイズLv2 革新的な企画立案 2-1 リーダーシップスタイルの理解
スピーチタイトル「私のリーダーシップ」

 トーストマスターズの新マニュアル”パスウエイズ”に手を付けたF田さん。マニュアルで自分のリーダーシップスタイルを調べてみると「権威主義型」とある。「目的に向かい長期的な方向性を決めるのが得意、細部に渡って伝えるのは苦手・・・」自分がこのスタイルとなったのは、きっと自分の職業である弁護士が関係しているのであろう。新人の時は知識を増やしてきたが伸び悩んだ。そんな時、尊敬する顧客満足度トップの先輩女性弁護士から銀座のクラブで話を聴いたことで自分の在り方について考えるようになった。「クライアントの未来を予見しズバリと伝えること」当時は悩んだが、知識を増やし心掛けてきたこと。振り返ればそのことが自分のリーダーシップを確立させたのだ。
 
 丁寧、それだけでなく豊かな気持ちの表現が素敵なスピーチでした。体験談から、自分がどういった職業人であるかについて考察がされております。説明のポイントを絞ること、聴衆にこのスピーチを通して何を伝えたいか明確にすること、スタイルに無理に当てはめる必要はなく次点以降の特徴と併せて見ていくと良いという意見が出ました。

3番手は、O田さん。
基本マニュアル #1 アイスブレイク
スピーチタイトル「とにかく話そう」

 今から4年前、「3日後の飲み会で、面白いスピーチをしろ」と上司に言われ大いに悩んだO田さん。ネタはいくつか思いつく(鉄道のAI案内システム「サクラちゃん」、歌舞伎町でのお話、等)が、ふと思う。自分はこの話を通して聴き手にどう思ってもらいたいのだろう?そして選んだ話は”あるネコの話”「死んでも蘇るネコはその性質から、ある時は海賊になったり、ある時は会社社長になったりと好き勝手に生きていた。しかしあるとき、とあるネコに恋をする。幸せな日々の中で、そのネコは”これからは、自分のためでなく、この子のために生きよう”と思う。そして時が経ち、最愛のネコに先立たれ、泣きじゃくったネコは自分も最期を迎えることができた」。
 会社の人達の反応が気になったが、スピーチを終えると「良いスピーチだった!」と言ってもらえ、哲学的な考えが素晴らしいとの声ももらう。何かを話さないと、つかみ取ってはもらえない。これはトーストマスターズに入った自分の原点。そう思い、今も自分は話している。


 一段深いメッセージは、前半のコミカルな描写と相まって、大いに聴き手を惹きつけていました。アイスブレイクに悩む周りへの力強いメッセージとの感想が挙がりました。メッセージは話すことの大切さというより、誰かのためを思うことの大切さではないか、会社の人達からバッシングを受けるかもと思っても伝えようと思った理由は入れておきたいとの指摘が有りました。

今季最後のスピーチである4番手は、K上会長。
特別な状況のスピーチ #1即興スピーチ 
スピーチタイトル「最近の」

 ウィズコロナの時代、自分の身体を守る免疫力が大切と感じるK上さん。しかしアルコール消毒の様に本来人間に合っていないことをするのは違うのではないか。そんな中、免疫力アップの秘訣を知る。「光、暗闇、外遊び」陽の光を手のひらに15分あたり、夜は暗くすること、そして日中は外に出る。これだけで、免疫力はあがるのだ、そう思い実践している。皆さんも、是非やってみませんか。
 
 声の通りの良さ、リズムの有る印象に残るフレーズ、共感性のある伝え方が御素敵なスピーチでした。情報を伝えるということでより自信を持って言いきることが大切という意見も出ました。


 例会の後、今期役員の解任式と次期役員の就任式が有りました。ゲストの皆さんからは、大変濃い時間で学びとなった、ベスト賞を無くすことで相手のためになる論評や意見、見解を伝えることができる例会であるとの言葉を頂くことができました。

 次回例会もオンラインで行います。皆様是非遊びに来てください。(入会して頂けるとスピーチもできる様になります)

 輝トーストマスターズでは、少人数ながらとことんスピーチ、ひいては自分の伝えたいことや考え方と向き合える時間を提供しています。
 通常の活動に物足りなさを感じている方、是非輝トーストマスターズで一段深い日本語の世界に足を踏み入れてみませんか。