12月28日。渋谷区福祉会館にて2019年最後となる第167回例会が開催されました。八王子TMCからS井さん、小田原TMCからS原さんをゲストとしてお迎えしての例会です。

1番手は、教育担当のF田さん。
ACマニュアル 楽しませるスピーカー#4 ドラマチックな話
スピーチタイトル「三人寄っても・・・」

【スピーチ】
「アリンコの絵みたい!」保育園の時に描いたミツバチの絵をからかわれたF田さん。親戚に褒められ画家になろうかと思っていた矢先の言葉にショックを受ける。小学校に上がり野球を始め「将来はプロに行こう!」しかし中学校ではみんなが上手い。補欠にもなれず断念。高校では成績を先生に褒められ、勉強を頑張ったことで成績は急上昇。東大に入学。しかし、東大生は周りみんなが勉強できる。それrならと更に上を向き司法試験に合格。研修を受けるも、みんなが法律できる!どうやったら特別になれるのか、、そんな折、印象に残った研修での裁判官の言葉。「今気落ちしている者が居るかもしれないが、心配いらん。皆できないんだ。三人寄っても文殊の知恵にはならん」頑張ってもしょうがない、そんな折友人に法律の関係で助けを求められ、喜ばれた。それから、その”ありがとう”の言葉が嬉しくて仕事を続けていくうち、仕事が得意になっていったことに気付く。人より上に、そう思うことを手放したとき、自分の活きる道が見えてくる。

【論評】
F田さんの半生を追った、気持ちの入ったスピーチでした。展開も分かり易いです。前半のインパクトに比べ後半が尻すぼみとなったこと、その気になれば社会的な成功を手にできている時点で聴衆からの共感を得る工夫が要ること、喜ばれたから頑張ったことが、いつからか自分への満たされない心に捉われもう一度最後に本来の利他の精神に立ち返るテーマを鮮明にすると良いという意見が出ました。

2番手は、N村さん。
コンテスト向けスピーチ
スピーチタイトル「諦めなければ」

【スピーチ】
「あきらめたら試合終了ですよ」あるバスケマンガの主人公の所属するチームの指導者の台詞。その言葉にかつて受けた税理士試験を思い出す。税理士試験は5科目の筆記試験で、受験者の合格率10%(上位10%が合格)の難関。自分の受けた年は特に難しかったらしく、問題用紙を見た瞬間(なんも書けねえ・・・)そう気持ちに折れそうになった。でも、逃せば次の試験は1年後。何とか頑張りたい!その思いで、書けそうなところを探しては兎に角文章を書く。記述試験なので少しでも点になれば・・・試験時間が終わり周りを見渡すと、自分以外は誰も居なかった。皆、山口百恵の様にマイクではなくペンを置き一人また一人と去っていったのだ。そして結果通知。模試では箸にも棒にもかからなかったが見事に合格していた。諦めなければチャンスは必ず有るのだ。

【論評】
言葉の言い回しにコミカルさが光るスピーチでした。試験がどの様なものかは、専門的な言葉や内容より比喩を使用することで、知らない人もピンとくること、台詞の引用は知らない人もいるので聴き手の予備知識次第で楽しさの変わるスピーチであること、葛藤や焦りの部分を入れるとより合格の事実とメッセージが鮮明になることが挙げられました。

その後は一人5分間の時間を使い、お題なしのフリースピーチをそれぞれ行いました。こうした時間の使い方は上級クラブならではです。スピーチにする程にはなっていないが、それぞれにとって興味深かった話を聴くことができました。

輝トーストマスターズでは、少人数ながらとことんスピーチ、ひいては自分の伝えたいことや考え方と向き合える時間を提供しています。
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