第163回通常例会レポート(2019.8.24)第165回通常例会レポート(2019.10.26)

2019年10月04日

第164回通常例会レポート(2019.9.26)

9月26日。ミューザ川崎にて第164回例会が開催されました。
今回はゲストに横浜日吉トーストマスターズのT橋さんを迎えての例会。T橋さんは、神奈川地区で開催される新人戦に出場されるとのこと。

1番手は、A部さん。
ACマニュアル楽しく話すスピーカー #5食後のスピーチ
スピーチタイトル「ゴルフあれこれ」
【スピーチ】
本日は、お集まり頂いたスポーツをしないが見るのが好きの皆さんに、ゴルフの見方についてお話したい。よくテレビで見る様なプロは一握りのトップエリート。大体の人はプロに憧れる素人なのだ。ウエア、道具を揃えゴルフ場を予約し、いざ当日。コースに入りボールを定めて打つその瞬間までは、まさにプロと違わない。問題はそこからなのだ。空振りは1回は許される、見なかったことになるからだ。しかし2回目はそうはいかない、次回から声が掛からなくなる。捉えて打ったボールも、コースから外れるとそのプレイヤーはもれなく”裸のご婦人好き”(ラフ)の称号を得る。そして、どう打ってもコース内の砂場にボールを入れる人もいる。職業は大体が銀行員(バンカー)と決まっている。ゴルフは実は喜劇なのだ。
【論評】
小ネタを挟み、コミカルに話を描写するA部さんらしいスタイル。オノマトペ+情景+心情を的確に入れて状況設定をしており、誰に向けての話かもしっかり設定。かつ食後の雰囲気にうまくマッチした内容です。ゴルフをやらない人には専門用語がピンとこない、最後に「ゴルフは生で見ると喜劇」に繋げるためには「テレビで見るプロのゴルフ」を最初に定義すると対比が出て面白い、との意見が出ました。

2番手はH坂。
コンテストスピーチ(青年弁論)
スピーチタイトル「みっつめの教えを」
【スピーチ】
最近始めた剣の稽古。そこで子供たちが素直に自由に剣を振る、ことに戸惑いを覚えるのを見たH坂。素直さは、素直になってよいんだという安心感、自らを肯定する意識を持ってはじめて得られる。しかし、日本の若者の自己肯定感は外国に比べてとても低い。これは、日本の教育思想のバランスが崩れているためなのだ。本来日本の教育の根底には3つの教えがある。「道」、「和」という2つの教えは今でも認識されているが、その教えに耐えうるための、自分を肯定するという3つ目の教えが廃れてしまっている。大人が子供に最初に教えるべきだが大人も学んでこなかったからだ。でも、この教えを学ぶ場所はここにある。自分の想いを素直に伝え、受け止めてもらう。弁論でありスピーチなのだ。だからこの活動を広めていくことは、今の日本にとって大切なことである。

【論評】
文部科学大臣杯青年弁論大会に向けた原稿によるスピーチ。表現と展開は及第点だが、自己肯定感という聞きなれない言葉の定義、3つ目の教えは「和」「道」と同様にラベル付けが無いと漠然とする、そして3つ目の教えが共通認識の有無により論証が必要となる、という意見を頂きました。

3番手はゲストのT橋さん。
コンテストスピーチ(神奈川地区新人戦)
スピーチタイトル「再起」
【スピーチ】
(コンテストスピーチのため割愛)

【論評】
話の内容としては、それぞれに訴えかけるものがあり。聞きなれない用語は使うか検討すること、スピーチの内容からは感情を思い切り入れるまたは静かに語る2パターンができること、後者にする場合は、間を取りつつ要所で倒置法の表現を入れることで、惹きつけることなどの意見が出ました。新人戦、頑張ってくださいね!

4番手はO田さん。
説得力のあるスピーチ #5説得力のあるリーダー
スピーチタイトル「ぶっ飛んでるホームクラブ」
【スピーチ】
複数のクラブに所属しているO田さん、そのうちのひとつのクラブで、とある方のワークショップを受ける。”会員獲得のため、どんな政策を打つのか”そこではこんな意見が挙がった。
 1:水中例会・・・水中で例会をやる。みなダイビングの装備を付ける。水中で声が出せるか、届くかどうかが問題だが、検証したところトランシーバを使えばOK。
 2:空中例会・・・空中で例会をやる。飛行機からスカイダイビングで輪になって行う。例会時間2時間を確保するには落下速度を考慮して高度120kmから飛び降りる必要が有るが、飛び降りれればOK。
 3:宇宙例会・・・宇宙で例会をやる。会場候補としては月面。ゲストとして宇宙人が来るかもしれない。宇宙に行く方法が確立できればOK。
ぶっ飛びすぎる意見ばかりだが、こうした内容を切り捨てず真剣に検討できるというのは、このクラブの凄さと連携力の高さを証明しているのかもしれない。


【論評】
説得力のあるスピーチのいうジャンルでは中々お目に掛かれない、説得力皆無のスピーチ。どうして説得力のあるスピーチにしようとしたのか、O田さんのWS内での立ち位置が引いたり前に出たりあやふや、提案は地に足が付いたものを、素のO田さんらしさが出ていて良い、との意見が出ました。実現できると良いですね。

輝トーストマスターズでは、少人数でとことんスピーチ、ひいては自分の伝えたいことや考えと向き合える時間を提供しています。
通常の活動に物足りなさを感じている方、是非輝トーストマスターズで一段深い日本語の世界に足を踏み入れてみませんか。


kagayakitmc at 12:07│Comments(0)

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