第144回例会レポート(2017.11.25)第146回例会レポート(2018.1.27)

2018年01月28日

第145回例会レポート(2017.12.23)

冷え込む年の瀬。第145回例会が開催されました。

1番手はF田さん。
情報を提供するスピーチ#4現状報告のスピーチ「2018年春季大会プログラム」

来春全国大会の役員として今までの決定事項をパワーポイントを使い真摯に報告説明をされました。①日程と理由(3日間)②会場問題、3日目異なる理由説明と日英同日開催)③スローガン(Spark)④ゲスト紹介⑤ツアー開催しない説明⑥ワールドカフェ実施の背景と説明⑦開会式要項 以上を受け質疑応答①ツアー中止の背景(負担大)②審査員の質向上(協議する)③ワールドカフェの内容(未定2月以降)

漏らさずロジカルに説明されたきれいな報告でした。会場が2か所になる背景をマイナス要素でなくプラス要素で説明および今までとの違いをハイライト、舞台裏の話を加えるとよりベター。ご本人曰く、報告に終始してしまいました。説得的にやれば良かったかな。とのこと。


2番手はT内さん。
リーダーシップ・エクセレントシリーズ「ビジョナリー・リーダー」

「ビジョン」とは何か、それを作り上げるにはどうするか、ビジョンを伝えるリーダーはいかにあるべきかをパワーポイントを使ったプレゼンテーションプログラムです。①ビジョンとはマンタルピクチャー、方向性を示すもの。②ステートメント作りが重要で仲間を巻き込むキーワードが必要。③リーダーはビジョンを語り続け畏敬の念を抱かせるよう語る事が役割。 以上の説明の実例として俳優・映画製作者チャーリー・チャップリンの哲学を紹介しリーダー像を具体化。題材は「独裁者(1940年作」ナチスドイツのヒトラーを皮肉り笑いを通して自らのビジョンを世界に伝え成功させた背景、過程、要因を静止画を見せながら説明され、最後は是非作品を見て下さいと訴えました。

作品を見た事ない人にどう伝えるべきか。前半部分のビジョン、リーダーについて定義、説明とチャップリンのそれとが噛みあってなかったのかもしれません。チャップリンに対する愛情が強すぎるぐらい出ていたのでは。チャップリンの話に特化してビジョン、リーダーを定義すればより良くなりました。
本人曰く、おっしゃる通りです。見て欲しいという気持ちが強すぎたか。笑いやユーモアが人生であり、闘うための武器である事が伝えたかった面もありました、とのこと。


3番手はA部さん。
物語の話術#4感動的なストーリー「ヤマト」

インハウスでのトールテールスピーチをサスペンス調に焼き直し。死にそうになっていた黒猫を助け、面倒をみる事にしたA部さん。黒猫なので「ヤマト」と名付けた。ある日買った宝くじが当たってなかったのでと屑かごに捨てた。するとヤマトはそれを銜えて来てた。もう一度見ると3億円の当たりくじだった。それを知った女房は甲斐性にない亭主を亡きものにして3億円を手にすることを思いたった。駅前で飲んで酔っ払って裏の神社の階段を下りて帰って来る事に目を付け、寒暖から突く落とせば事故となるだろうと実行しようとした。その時ヤマトが女房に飛びかったの女房が階段から落ち絶命した。警察の検事と警部が調査に来ます。検事が女房の喉元に引掻き傷があるのと黒猫が死んでいた事を発見し科捜研に調査を依頼。結果はヤマトのものだと判明しました。検事曰く、恩を受けた人にはたとえ命を落としてでもその人の恩に報いるという大和魂が今では動物である猫にしか残ってないのだと。

物語としてとても良くまとまっていました。猫が死んだ必然性が良く分からないこと。感動的だとは感じえなかった。本人と猫との関係がよく分からない部分は改善の余地ありです。本人曰く、女とは恐ろしい物であるとも言いたかった。猫の恩返しという点が強調出来なかったかもしれない、とのこと。


4番手はK刈さん。
プロフェッショナルなスピーカー#1基調講演「君たちはどう話すか」

「テーマ:スピーチは何が話されたのかでなく何を聞いてもらえたか」で評価されるという視点から、前提知識、興味の持てない人たちにいかに話したらよいかという事についての講演でした。冒頭テーマに至る過程を説明(日本笑い学会での「人間の笑い学」というスピーチで寝てた人が居た事の紹介から本題へ。続いてデェリバリも含め引き込まれたスピーチはどんなものだったかを会員に聞き、そこから20年近く前の全国大会優勝者のスピーチを例にして会話と動きのあるバージョンとないバージョンを披露。違いと理由を会員に聞き、テーマを実現させるためには聞き手にイメージを持たせる事と。その為には話の中で独り言や物を擬人化しても話しかけるも含め「会話」の挿入がポイントであり練習する必要性を強調、、イメージが出来れば後どんどんと聞き自分の感性で話を捉えるそれは話者と聞き手の無言の会話となると、結論付けました。

冒頭の話から結論付けまでの見事な構成と聞き手をその気にさせたました。理屈から入る(何が必要かはっきり述べる)のも必要。会話練習のティップスがあればより〇。

2017年も終わり、新たな年を迎えます。日本語の深いところを学ぶならぜひ輝トーストマスターズへお越しください!


kagayakitmc at 19:06│Comments(0)

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