輝トーストマスターズクラブ

2018年01月

2018年明けましておめでとうございます!今年はトーストマスターズ教育プログラムの一新や秋季大会の削除などトーストマスターズにとって転機となる年になりそうですね。そんな中、今年初の例会が開かれました。


1番手はK多河さん
楽しませるスピーカー#3人を笑わせる「おめでたい話」

「兄貴、大変だ!」一周忌を迎えた筈の父が生き返った!生き返ったのは良いが、手続きとかはどうするか慌てる兄弟の様子をコミカルに描きます。救急?警察?、、いや生き返ったから要らんだろ。そうだ!区役所に届けないと!役所で妙に普通な所員。「あー、蘇生届ですね」有るのか?そんなの。3(産)番窓口で手続き後、親戚知人に父が蘇生した手紙を書きますが・・・文面に悩み、1年前出した死亡通知を参考に書き出す。「薬石効なく・・・」いや、生き返ってるしな。悩みつつ仕上げ、最後に「尚、香典の返還の儀は固く辞退申し上げます」・・・。はっ!夢か。

コミカルな内容。会話と一人語りで臨場感が有りました。一周忌で火葬されていない状況には疑問有り。終始笑顔であるので、ドタバタの渦中に居る頭を抱えたイメージを表情で再現できれば〇。また、夢オチなので父との会話や収集を付けられないところまで膨らませても良いかもしれません。


2番手はK村さん
物語の話術#4感動的な話「レガッタ」

土曜8:00、戸田漕艇場。「オレは何をしてるんだ・・」既に引退した社内のレガッタ(4人組の漕艇協議)チーム。しかし今度の大会に”人がいない”という理由で、参加する羽目になり、忙しくて一度も練習しないまま本番を迎える羽目になりました。レースは朝から始まり、決勝まで残るころには午後3時。応援に来ていた部長他は観戦しつつ飲んで盛り上がっています。「適当に負けて飲みに行こう」という言葉に反発し決勝まで残るも、同僚友人が帰りはじめ「絶対に許さん!」怒りのパワーで見事優勝を飾りました。


気持ちと現地の詳細な描写が臨場感を出していました。怒りのパワーで優勝というのは、唐突かつ納得しにくいかも。木村さんが以前にレガッタで鳴らしていたこと、応援と選手の気持ちのギャップをより見せることで、聞き手にストンと入る話になります。


3番手はH坂さん
ほら話「プロフェッショナルの姿勢」

プロフェッショナル、それは仕事に徹する姿勢。今日も平和だ。暇だ。余りに暇なので、持ってる資格「産業カウンセラー(仕事の悩み相談)」を活かして相談業務の副業を始めます。そこに来たのは全身黒タイツの中年男。「NPO法人ショッカー」を辞めるかどうか悩んでいるとのこと。そこで2人三脚で男の自信を回復し、仕事へのアドバイスを行い自信を回復させます。しかしH坂さんの本業は、地球の平和を守る正義の味方だった。プロフェッショナル、それは仕事を仕事と割り切る姿勢。

人数が少ないことから、急遽登板。正義の味方が悪を育てるというマッチポンプな話。細部を作りこんでおり真剣な表情で変なこと言うギャップは〇。仮面ライダーを知っているかどうか、聞き手を大きく選ぶスピーチでした。産業カウンセラーは本当の話?ほらかどうか迷ってしまうかも。


4番手は再登板のK村さん
コンテストスピーチ「自己中」

「おはよう、遅いよ!」朝、会社で必ず文句を言う上司。なんて自己中な人だ!しかし考えてみると人は”生きていること自体が自己中”なのではないか?最近の小室哲哉の引退会見、人が仕事を辞めるのに周りがつべこべ言う必要があるのだろうか。本当は自分が今どうしたいのかを皆あまり考え無くなっている。もっと自分のために時間を使って良いのではないだろうか。スピーチというものは自己中の訓練に最適だ。自己中バンザイ!

午後の武蔵小杉で行うコンテストに向けて、急遽登板して頂きました。自分の感じたところを深堀りして世の中への提言とする、主張に主眼を置いた話です。説教なのですが説教臭くならないのは本人の持ち味のなせる業です。トーストマスターズのトレンドと異なる演説に近いスピーチなので、現在のトーストマスターズでどう受け取られるかは未知数。「自己中」の一般的な定義(ダブルスタンダード)と異なる意味であることは、伝えておく必要があります。


輝トーストマスターズは時間が許す限り全員論評。日本語の奥の深さを学ばされる例会です。是非一緒に学んでみませんか。

冷え込む年の瀬。第145回例会が開催されました。

1番手はF田さん。
情報を提供するスピーチ#4現状報告のスピーチ「2018年春季大会プログラム」

来春全国大会の役員として今までの決定事項をパワーポイントを使い真摯に報告説明をされました。①日程と理由(3日間)②会場問題、3日目異なる理由説明と日英同日開催)③スローガン(Spark)④ゲスト紹介⑤ツアー開催しない説明⑥ワールドカフェ実施の背景と説明⑦開会式要項 以上を受け質疑応答①ツアー中止の背景(負担大)②審査員の質向上(協議する)③ワールドカフェの内容(未定2月以降)

漏らさずロジカルに説明されたきれいな報告でした。会場が2か所になる背景をマイナス要素でなくプラス要素で説明および今までとの違いをハイライト、舞台裏の話を加えるとよりベター。ご本人曰く、報告に終始してしまいました。説得的にやれば良かったかな。とのこと。


2番手はT内さん。
リーダーシップ・エクセレントシリーズ「ビジョナリー・リーダー」

「ビジョン」とは何か、それを作り上げるにはどうするか、ビジョンを伝えるリーダーはいかにあるべきかをパワーポイントを使ったプレゼンテーションプログラムです。①ビジョンとはマンタルピクチャー、方向性を示すもの。②ステートメント作りが重要で仲間を巻き込むキーワードが必要。③リーダーはビジョンを語り続け畏敬の念を抱かせるよう語る事が役割。 以上の説明の実例として俳優・映画製作者チャーリー・チャップリンの哲学を紹介しリーダー像を具体化。題材は「独裁者(1940年作」ナチスドイツのヒトラーを皮肉り笑いを通して自らのビジョンを世界に伝え成功させた背景、過程、要因を静止画を見せながら説明され、最後は是非作品を見て下さいと訴えました。

作品を見た事ない人にどう伝えるべきか。前半部分のビジョン、リーダーについて定義、説明とチャップリンのそれとが噛みあってなかったのかもしれません。チャップリンに対する愛情が強すぎるぐらい出ていたのでは。チャップリンの話に特化してビジョン、リーダーを定義すればより良くなりました。
本人曰く、おっしゃる通りです。見て欲しいという気持ちが強すぎたか。笑いやユーモアが人生であり、闘うための武器である事が伝えたかった面もありました、とのこと。


3番手はA部さん。
物語の話術#4感動的なストーリー「ヤマト」

インハウスでのトールテールスピーチをサスペンス調に焼き直し。死にそうになっていた黒猫を助け、面倒をみる事にしたA部さん。黒猫なので「ヤマト」と名付けた。ある日買った宝くじが当たってなかったのでと屑かごに捨てた。するとヤマトはそれを銜えて来てた。もう一度見ると3億円の当たりくじだった。それを知った女房は甲斐性にない亭主を亡きものにして3億円を手にすることを思いたった。駅前で飲んで酔っ払って裏の神社の階段を下りて帰って来る事に目を付け、寒暖から突く落とせば事故となるだろうと実行しようとした。その時ヤマトが女房に飛びかったの女房が階段から落ち絶命した。警察の検事と警部が調査に来ます。検事が女房の喉元に引掻き傷があるのと黒猫が死んでいた事を発見し科捜研に調査を依頼。結果はヤマトのものだと判明しました。検事曰く、恩を受けた人にはたとえ命を落としてでもその人の恩に報いるという大和魂が今では動物である猫にしか残ってないのだと。

物語としてとても良くまとまっていました。猫が死んだ必然性が良く分からないこと。感動的だとは感じえなかった。本人と猫との関係がよく分からない部分は改善の余地ありです。本人曰く、女とは恐ろしい物であるとも言いたかった。猫の恩返しという点が強調出来なかったかもしれない、とのこと。


4番手はK刈さん。
プロフェッショナルなスピーカー#1基調講演「君たちはどう話すか」

「テーマ:スピーチは何が話されたのかでなく何を聞いてもらえたか」で評価されるという視点から、前提知識、興味の持てない人たちにいかに話したらよいかという事についての講演でした。冒頭テーマに至る過程を説明(日本笑い学会での「人間の笑い学」というスピーチで寝てた人が居た事の紹介から本題へ。続いてデェリバリも含め引き込まれたスピーチはどんなものだったかを会員に聞き、そこから20年近く前の全国大会優勝者のスピーチを例にして会話と動きのあるバージョンとないバージョンを披露。違いと理由を会員に聞き、テーマを実現させるためには聞き手にイメージを持たせる事と。その為には話の中で独り言や物を擬人化しても話しかけるも含め「会話」の挿入がポイントであり練習する必要性を強調、、イメージが出来れば後どんどんと聞き自分の感性で話を捉えるそれは話者と聞き手の無言の会話となると、結論付けました。

冒頭の話から結論付けまでの見事な構成と聞き手をその気にさせたました。理屈から入る(何が必要かはっきり述べる)のも必要。会話練習のティップスがあればより〇。

2017年も終わり、新たな年を迎えます。日本語の深いところを学ぶならぜひ輝トーストマスターズへお越しください!

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