輝トーストマスターズクラブ

2017年11月

秋の大会が終わり、いよいよ年の瀬に入ってきました。そんな中、第144回例会が開催されました。

1番手はK多河さん。
情報を伝えるスピーチ#1情報を伝えるスピーチ「もうひとつのコミュニティ」
PC(パワーポイント)にてスクリーンに映写しながらのスピーチです。
(1)1985年からのガン死亡者数の増加(倍で36万人)と死亡率の低下をの統計値をグラフで表示、(2)2か所の治療場所を写真、イラストで紹介されました。国立がんセンターと秋田県玉川温泉。(3)玉川温泉の紹介:木造家屋の湯治場、ガンが治ると言われています。火山からの熱水があちこちに立ち上り、茣蓙を敷いて寝転がっての療養。強酸性イオン性の温泉で入るとじんましんが出て赤くなるがガンに罹ってない人は出ない、アトピーがある人はかさぶたになるそうです。ガン患者が全国からやって来て情報交換をしながら湯治をするというコミュニティが形成されています。
本題の玉川温泉とコミュニティに関する情報が少なかった構成(前半長く後半短い)だったのでは。スライド情報は効果的でした。再編集版を聞きたいとの声多数。本人弁:伝えたい情報を詰め込み過ぎた、ガンへの思い入れが強かった、星空の美しさを伝えるべきだったとのこと。次回も期待です。

2番手はU杵さん。
情報を伝えるスピーチ#1情報を伝えるスピーチ「漫画は我慢」
漫画を読むことの良さについての説明スピーチ。
(1)漫画を読むきっかけの紹介(転職活動までは漫画は読む事なく本ばかり読んでいた。気晴らしに漫画を読んだ時良さを発見)(2)漫画の良さを伝える。①安い(一冊50-100円)②空き時間自由にマイペース読めて、中断可能。③実用的。メンタルイメージを高められる、自分でイメージを描き作れる。3点を映画と比較して良さを強調。(3)推薦漫画「キングダム」の紹介。中国春秋戦国時代のストリー。その中で31巻目、秦の始皇帝の場面にハイライト。スピーチによる語りかけ説得、鼓舞、盛り上げおよび指導力の場面に臨場感がありトーストマスターとしていたく感動。漫画に対する見方が非常にポジティブになった。だから「漫画を我慢」するのは止めようと。
実用的なメッセージが効果的でした。タイトルとのアンバランスが気になります。漫画を読みましょうという全般的な働きかけかキングダムを通して漫画の利点を強調するのかどちらかに絞ってた方が良かったかも。(タイムオーバーの要因では)。こちらも再編版を聞きたいとの声多数。本人弁:準備不足。キングダムについて語りたかった。漫画に興味のない人を引き付けることに注力。

3番手はOさん。
楽しませるスピーカー#4ドラマチックな話「それでも来た道」
20年間の社会人生活を振り返って「関西人が東京で生活出来て良かった」というスピーチ。
(1)関西を絶対離れないという決意が崩れた経緯を紹介。東京への転勤無しという事で入社。2年限定でデジタルテレビのプロジェクトで東京行きを要請されるも”殺すつもりか”と拒み断ります。しかしリーダーとして関西人の面白さを見せてこいと説得されて上京。(2)しかし2年後、戻ろうとしたその時に東京で教育部を創設するので残れと業務命令が。逆らえず人事部等で勤務し続け関西人なのに関東・東京で生活基盤が出来上がってしまった。(3)エンディング:関東人と結婚し家庭を持ち、奥さんとは何と標準語で会話している。
軽快な語り口、会話部分のOさん節は健在です。ただしその一色のためハイライト部分が不明確でドラマチック性が弱かったかも。何故関西が良く東京は嫌いなのか、また東京での生活になじんでしまった理由・背景を具体的に知りたいところ。話の筋はエンタメでなく苦労話であり、20年を7分の壮大なドラマに仕立てるのは難しいところです。本人弁:東京での成功部分を省略した。全ての場面がハイライトであったので、光が当たらない分を創る必要性あり。

4番手はN村さん。
ユーモアの有るスピーチ#2聴き手を笑顔にして返す「常識とは」
お酒を飲む人々の風景を面白おかしく語ったスピーチです。
(1)酒の勢い人で失言する何かを失う人、飲み過ぎで二日酔いで後悔する人、でもN村さんは「失敗しないので」。なぜなら飲めないから。3杯で頭痛し「当日酔い」になるN村さん。(2)50歳以上のおじさん達で構成される建設業組合へ就職した時、お酒は夜飲むものとの常識が打ち破られた。いつでも飲む。会議の前は景気づけ、会議の後はお疲れさまと(酒が飲める、酒が飲める・・・と歌う)当時は飲酒運転はザラ。組合旅行では朝からバスの中・電車の中・観光めぐり中はビール片手、夜の大宴会等々お酒はいつ何時でも飲むのが常識だと変化します。(3)転職後の会社では、酒は程ほどで社内旅行でも飲まない。飲んでもすぐ二日酔いになり、車でホテルに突っ込む人もいる程等々。そこから酒を飲まないのが常識だと変化。常識とは環境で変わるものです。
ユーモラスな題材でした。話している表情が良かったです。事象を詳細化し会話や演技的な動きを加える映像化するとより素敵なスピーチになるのでは。思いきって自信を持ってやればなお良し。本人弁:時間が短かったのはどこが抜けていた。日常の事をユーモラスに捉えてスピーチする事をもっと意識する。

番外編としてH坂。
文科省主催「青少年全国弁論大会」青年(18-40才)の部で入賞(2位)になった事について弁論の特徴をTMスピーチとの対比を踏まえて包括的報告しました。
①事前に原稿を提出し審査を受けて15名が参加。内容は自由だが現在社会・日本にとって何が必要かが隠れたベーステーマ。②マイク固定、動きは演壇範囲内。純粋に主張を評価される。③採点は論旨60点、表現40点(含む文章表現)、審査は公開。誰(演者)がどの部分で何点得たかの表が配布されるのでモヤモヤ感はない。③弁論術のようなものあり。④青年(社会人)15名の弁論は、全体的にはロジックが見習うべき点が非常に多い、一方で表現力や聴衆に聞いてもらうための工夫はトーストマスターズに一日の長あり。少年の部(中・高生)は弁論指導者の意向が色濃く出ており、バラバラ感あり。本人の素直な気持ちが言葉となったものが高く評価されていた。⑤H坂の弁論タイトルは「つながりの時代に大切なもの」褒めるという行為が、これからの時代に大切であると訴えた。昨年春のコンテストスピーチ(会社上司の自分への励ましとそこから学んで心掛けているもの)とTMの論評者精神がベース。⑤外の世界に出ることで、トーストマスターズで培ったもの、トーストマスターズの弱い部分が見えてくる。

多くの体験や、情報を一段深い分析と共に。輝トーストマスターズはそんな想いのもと運営されています。ご興味の有るトーストマスターの皆様、是非足を運んでみてくださいね。

 秋のコンテストシーズンも、残すは全国大会のみ。ベテランが集う輝トーストマスターズは、そんな時も例会をしっかり行います。第143回例会の開催です!

1番手は私、H坂。
楽しませるスピーカー#1楽しめるスピーチ「芸術とはいったい」
ほら話用に作ったものの時間拡大版スピーチです。
芸術とはいったい何かを知るべく、フランス「ルーブル」美術館に芸術鑑賞に出向いたH坂。入口にイタリアから出張している「真実の口」展示。案内役ピエールについていってダビンチの「最後の晩餐」を観賞。しかしこれはキリストのおごりで弟子達がどんちゃん騒ぎをしている場面を描いた「最初の晩餐」でした。次に「ミロのビーナス」を観賞。しかしこれは猥褻物に誓い女性の全裸彫刻で「モロのビーナス」との説明。撮った写真は税関で没収されました。次はミケランジェロの「最後の審判」を観賞。しかしメシアの手には赤い札。これはレッドカード、この世から一発退場との説明。「サッカーか!」切れてここは全て偽物ばかりだとピエールに詰め寄ると、ここは「ルーブル」美術館でなく「ルーブノレ」美術館だと返される。怒って帰りがけ入口の「真実の口」に腹立ちまぎれにパンフレットを突っ込むH坂。”ガブ”手を噛まれた。嘘を言うと噛まれる「真実の口」だけは本物だった。本物の芸術とは「痛-い!」
オブジェクティブと合致。楽しめる、面白いスピーチでした。案内役ピエールのなりきりもOK。実際の絵や彫刻を知らない人は笑えるかは疑問かも。

番手はK口さん。
物語の話術#1物語の教訓「金で開かない扉は無い」
実体験と米国の諺を掛け合わせたスピーチです。
昭和57年アパレル会社で働いていたK口さん。仕事を終え夜中に仲間と飲みに行き。はしごして三軒目、深夜の原宿の寿司屋にて。テーブル席で飲食してるうちに気持ち悪くなり押さえきれずもどす。飛び散ったものが近くに座っていたお客さんに飛ぶも。上司がすぐに丁重に謝罪し、なんと財布から一万円札数枚を取り出し一人一人に手渡しします。なんとその場は何事もなく収まったではありませんか!それを見てK口さんは「状況により一万円で人って許すことが出来るのだ」と学びます。数年後友人と飲み歩いた帰りタクシーに乗り、友人が降車時運転手と口論となりました、胸ぐらをつかみ喧嘩。なんと運転手のYシャツをびりびりに。警察沙汰になる寸前、K口さんはかつての上司の姿を思い出します。とっさに一万円札を運転主に渡し、これで何とか、と謝ります。すると運転手は仕方ないなと友人を許し走り去りました。即座のトラブル対応に一万円札は大変有効。皆さん一万円札は必ず持ちましょう。
「地獄の沙汰も金次第」と楽しめるストーリーでした。刺激的?な教訓?です。一万円札だけでは足りない場合もある様な・・・。

番手はN西さん。
情報を伝えるスピーチ#5抽象的なテーマを題材とする「生きた証」
助産師として産科病院に勤務していた経験からのスピーチ。
※スピーチ内容は本人希望により掲載しません。
経験に基づき現場を目の当たりにした中からの哲学的視点の情報提供でした。聴衆に考えさせる情報提供だけにフォーカスすれば8分以内で収まったでしょうが、自分の思いを話に込めた所が15分以上になりました。副次的に情報が提供され聴衆がそれについて考え始めるとスピーチを聞かなくなるという面がある事を感じました。

今回は番外編としてK刈さん。
秋季大会のワークショップの講師として、講義「話をきくこと」についてのディスカッションを行いました。「聞き手上手とは」「聞き易い人」「聞きにくい人」のテーマで様々意見・感想が交わされました。

上級スピーカーの集まる輝トーストマスターズでは、楽しい話から考えさせる話まで幅広いスピーチを聴くことができます。是非皆さん一度来てみてくださいね。

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